アンバサダーホテルで結婚式を挙げる！

現在、ディズニーホテルではアンバサダー、ミラコスタ、ディズニーランドホテルの3ヵ所で式が挙げられますが、根強い人気なのがアンバサダーホテル。「シンデレラ」や「美女と野獣」をイメージした衣装が着られることなど、アンバサダーならではの魅力が満載です。

今回は、ディズニーファンである男性の私と、大のディズニーファンの妻が実際に結婚式を挙げた体験をもとに、準備から式までの流れ、当日の様子、そしてお客様（参列者）にどのように楽しんでもらえるかなどを紹介します。

アンバサダーホテルでの結婚式を成功させるには？

アンバサダーで挙げたいなと検討中。どうすればいいの？

まずは随時行われている会場見学＆説明会に参加してみましょう。

予約が必要ですが、とりあえず見てみたいという人でも大丈夫です。この説明会は、仏滅などで式がない日曜日などに随時開催されています。

私たちの場合もとりあえず参加してみたのですが、勢いでそのまま予約してしまいました！そもそも妻の希望だったのですが、男性としてもお客様に楽しんでもらえる式にしたかったからです。

なお、他のみなさんもまずは説明会へ行くのが一般的なようです。

説明会では担当の方が付いてくれて、会場の説明やプランの紹介などいろいろしてくれます。

会食のプラン、料理の内容についても説明を受けました。さらに、挙式スケジュールを見てくれて、空いている日も教えてくれます。

私たちの場合、9月に説明会に参加し、翌年4月の土曜日の予約が取れました。これはかなりラッキーなことで、80名単位の人数が入れる会場の場合、大体9か月～1年後の予約になるケースが多いようです。

打ち合わせなど準備はどのように行われるの？

打ち合わせでは、説明会の時と違う専門の担当の方が付いてくれます。「やっぱり違うな」と思ったのは、専門スタッフが来てくれたこと。

たとえば、披露宴でかける音楽を決めるときは専門の音響スタッフが来てくれました。「ディズニー系の音楽はすべて知ってます！」という感じで頼りになりましたよ。

大体決まってくると、あとはオプションの選択です。

代表的なのが、キャラクターが会場に来てくれるというもの。気になるお値段（失礼、出演料ですね）ですが、非公開のためここでは言えませんが1キャラクターいくらと決まっています。ちなみに私たちはミッキー、ミニー、ドナルド、デイジーを呼びました。

式の前にもお客様のお楽しみが！

さて、打ち合わせが進むと同時にやらなければいけないことがあります。招待状の作成・送付です。じつは、この招待状がお客様に楽しんでもらう1回目の機会です。

オプションですが、招待状はアンバサダーオリジナルのものが作成でき、ほかでは手に入らないデザインのものが届きます。こちらはかなり好評で、返信のはがきにも「招待状かわいいね！式が楽しみ」といったメッセージが目立ちましたよ。

いよいよ当日！お客様による歓声が起こる！

当日は15時から披露宴だったのですが、余裕を持って朝8時くらいにアンバサダー入りしました。

ヘアセットなどに時間がかかるため、まず新婦が呼ばれ次に私も呼ばれました。それが終わると次は挙式の練習です。チャペルでの歩き方、指輪の渡し方など、初めて練習します。

「え？」と思われる人もいると思いますが、一般的な式場と違って事前に練習することはありませんでした。

当日私も緊張していましたので練習など頭に入らず、案の定本番ではあたふた、あたふた…。ま、ディズニーワールドのオーラがそんな失敗もかき消してくれたはず、ですよね？

挙式が終わると、次はチャペルのすぐ外にあるテラス（ガゼボと呼ばれています）へ。ここへは参列者に祝福を受けながら移動します。

そしていよいよミッキー＆ミニーが登場！ 一緒に撮影したり、肩を組んだり、キャラクターを独占できる素敵な時間です。参列者には若い人が多かったので、登場とともに「キャー」という歓声が飛び、喜んでもらえたかなと一安心です。

披露宴では4キャラクター登場！ お客様も大興奮！

さて、いよいよ披露宴です。式場は装飾からテーブルコーディネートは「美女と野獣」のイメージで統一。テーブルにあしらわれたバラなど雰囲気いっぱいです。お客様たちもその世界観に感心したり、酔いしれたりしている様子です。

新郎挨拶が終わるとキャラクターたちの登場！…と言いたいのですが、私たちのときはキャラクターたちが遅れているとのことで、5分ほど空いてしまいました。そんなときも、司会の方が新郎新婦へのインタビューなどで場をつなぎ、盛り上げてくれました。

そしてついにキャラクター到着！ミッキー、ミニー、ドナルド、デイジーが登場すると、会場からまたしても「キャー、キャー、キャー」という歓声が起こりフラッシュの嵐。やっぱりここでやって良かったと思ったひとときでした。

さて、前半が終了すると新郎新婦は中座。衣装チェンジをします。前半は、新郎は白いスーツ、新婦は白いウェディングドレスでしたが、後半はディズニーならではの衣装です。

私たちのテーマは、妻が好きな「美女と野獣」。新郎は野獣を模した衣装に、新婦はベルのような黄色のドレスに着替えます。男性としてはちょっとこっぱずかしかったりしますが、これもディズニーマジックが何とかしてくれます。

ちなみに男性は野獣のメイクをされます。メイクといっても特殊メイクではなく笑、眉毛をきりっと描くぐらいですのでご安心を。

そして着替えた衣装で入場すると、参列者から「かわいい！」「かっこいい！」の声が飛んできます。このあたりもみなさんに喜んでいただける場面ですね。その後は各テーブルを回ってキャンドルサービスをし、しばし歓談をはさんでお開きへと向かいます。

二次会やその後も楽しんでもらう！

ちなみに、二次会は歩いて数分のイクスピアリにあるレストランで行いました。エンターテインメント性のあるレストランで、こちらも盛り上がりました。

その後は、アンバサダーに部屋を取ってあったので（式を挙げた人は割引料金）そちらに戻ります。広めの部屋だったので、友人を集めて飲み会をしました。披露宴の後も、みなさんには喜んでもらえたと思います。

式が終わった後も、友人に喜んでもらえる！

まずは引き出物です。アンバサダーの結婚式でしか手に入らないオリジナルも選べます。私たちはオリジナルのお皿を選びましたが、特にディズニー好きの友人から大好評でした。

次に、式の翌日の過ごし方です。土曜日に式を挙げたのですが、友人は関西など遠方の人が多くランドやシーは憧れの場所です。みんな日曜日にはパークへ遊びに行ったようなので、わざわざ遠方から来てもらった甲斐があったかなと思います。

もう一つは、話題になること。私の場合、「ディズニーホテルで結婚式したんだー！」と言って、食いついてこない人はいまだいません！というくらい、みんな興味津々です。

「どんなだった？」「写真ないの？」と質問が絶えません。写真を見せながらエピソードを紹介すれば話は尽きませんよ。

気になるお値段は？

私たちの場合、招待客約80名、オプションは4キャラクター、撮影はスチル（写真）と映像の両方依頼しました。それでも、驚くような値段ではありませんでしたよ。一般的な式場より、ちょっと金額が高いかなというくらいのイメージです。

まとめ

アンバサダーホテル結婚式のだいたいの流れを紹介しましたが、いかがでしたか？ 私たちが大切にしていた「お客様に楽しんでもらえるポイント」をまとめると、

といったところです。手作りの結婚式も素敵ですが、ディズニーの不思議な力をかりてお客様を夢の世界へ――。そんな結婚式ならお客様の記憶の中でもずっと、きらめき続けるのではないでしょうか。